現代においては、高齢者が高齢者を介護するというケースが増え続けています。
40代で初めて介護職に就くという人も大勢いるのが現状です。
そういった人たちの力も借りなくては、あまりにも人手不足で仕事が回らないのです。
今後はさらに少子高齢化が進み、60代の人が介護職として現役で働くというケースも出てくることが専門家たちの間で常識となっています。
そうなったときに現場が持つのかどうかが疑問視されていて、早急に対策を立てる必要があると言われています。
高齢者が高齢者を介護するときにあれば便利なものとしては、ロボットが挙げられています。
介護ロボットの実用化が進めば、高齢者による高齢者介護もそれほど問題がないからです。
介護で大変なのは力が必要になる部分であって、それ以外の部分については年齢を問わずに誰にでもすることができます。
介護ロボットとまでは行かなくても、介護スーツのようなものが実用化されれば、現場にとっては大きな武器となり得るのです。
また、介護職の賃金をアップさせて若者を取り込むことも有効な対策になります。
他には、移民を多く日本に入れて、高齢化を緩和させることも一つの案としては有力です。
ただ、移民を国に入れることに抵抗がある人も多いのが実情となっています。
さらに、生活文化の違いなどで問題が起こることも考えられるため、慎重論が根強くあります。
世界各国では移民による問題も多く起きていて、日本でも同じようなことが起こらない保障は誰にもできないのです。